タンポポ キク科
タンポポシーズンが始まりました。
3月の中旬(ちゅうじゅん)にあたたかい日が続きました。そのころに気の早い春の植物が一斉(いっせい)に花を咲(さ)かせました。その中にタンポポもありました。さあ、タンポポシーズン到来(とうらい)と思ったら、思わぬ大雪で足ぶみ中です。
さて、タンポポというときっと皆(みな)さんは、タンポポには日本のタンポポと外国からやってきたタンポポがあるという話を聞いたことがあると思います。そしてちょっと知っている人だと日本のタンポポとはカンサイタンポポだと思っていることでしょう。但馬以外の兵庫県ならそれで正解です。近畿全体で見てもほとんどの場所で日本のタンポポというと、それはカンサイタンポポになります。ところが但馬では、そうはいかないのです。実は、但馬は関西で最もややこしいタンポポが生育している場所なのです。
写真は但馬に生えている日本のタンポポ(黄色い花)の一覧(いちらん)です。
左から2つがクシバタンポポ
左から3番目から6番目までがヤマザトタンポポ
右端(みぎはし)がカンサイタンポポ
です。
ヤマザトタンポポの中にはケンサキタンポポが含(ふく)まれていますが、どちらも正体はよく分かっていません。