タコノアシ ユキノシタ科
この植物は、絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)です。かなり珍(めずら)しいです。でもあるところにはあります。数万本、見渡(みわた)す限りタコノアシというような場所を見たこともあります。ところが、そんな場所でも数年もするとほとんど姿(すがた)を消したりします。そういう移り気な植物なのです。
花の形はたこの吸盤(きゅうばん)に似ています。秋になると花は実になります。そして葉も茎(くき)も実も全体が赤く染(そ)まります。ゆでだこみたいでしょう。さかさにしたタコの足です。赤くなるととても目立ちます。まちがえる植物はありません。
じつは、この植物がどこに生えているのか、よく分かっていません。
タコノアシがたくさんあるのは、豊岡市です。旧の豊岡市、城崎町、日高町、出石町には結構あります。そのほか、香住町、浜坂町、八鹿町で見たことがあります。
見つけたら教えてください。