石がごろごろ転がっている河原があります。そこで遊ぶのは楽しいですね。石を拾ったり、川に向かって投げたり、・・・いろんな遊びができます。
石の形を見てください。角が取れて丸い形をしているでしょう。上流から流れてくる間に丸くなったのです。石の大きさは、上流から下流に行くほどだんだんと小さくなります。拳(こぶし)ほどの大きさの丸い石が転がっている河原を丸石河原と呼(よ)びます。
丸石河原は、川にしかない環境(かんきょう)です。丸石河原は、生き物たちにはとっても厳(きび)しい環境です。ちょっと雨が降(ふ)ると水浸(びた)しになります。水の流れが強くなると石と一緒(いっしょ)に流されてしまいます。逆にいいお天気が続くと、土は少なくて砂(すな)が多いのですぐに乾燥(かんそう)してしまいます。陰(かげ)がないので強い陽(ひ)がさします。また、土には栄養分が少ししかありません。丸石河原は洪水(こうずい)と砂漠(さばく)が同居しているような場所なのです。ところが、こんな場所にしかすめない生き物たちがいて、いろんな種類が暮(く)らしています。すごいでしょう。