放鳥コウノトリも、最近は豊岡盆地各地で見られるようになって、結構普通の風景になってきたような気がする。
5月12日に赤石の巣篭もりを見に行った。前回報告したJ384とJ389の若いペアは、3つ産卵したのだが、どうも無精卵だったようで、本日19日時点では孵化は絶望である。12日の時点ではまだたくさんのマスコミの方々が期待を込めて誕生を待ち構えている。
気になるのか、市長の奥様もこられていた。
野上の増殖センター前のビオトープに行くと、2羽のコウノトリがたたずんでいた。ここでは僕はトンボのほうが気になるので、シオヤトンボの写真を撮った。
野上をあとに六法田んぼのほうに行ってみると、河谷の田んぼでJ275がたたずんでいた。田植えの真っ最中の豊岡盆地。コウノトリが苗を踏みつけるので、昔はぼわれていたのだが、今では理解が進んだことや、大規模機械化が進んで、細かいことは気にしなくなったのか、コウノトリをぼう姿は見られなかった。そう、昨年この地区で放鳥が行われたとき、地域の代表の方からコウノトリ大歓迎との高らかな宣言もあった。
次に沖加陽東浦ビオトープに行くと、相変わらずJ393がいた。畔でたたずむ姿は美しい。
今日の午前中、野上のビオトープを覗いてみたら、J362がドジョウやオタマジャクシを食べていた。もう、豊岡盆地では郷公園に行かなくても普通にコウノトリを見れるようになったと思う。
ハチゴロウを探して、やっと会えたときのうれしさと、今は少し違ううれしさがある