オドリコソウとヒメオドリコソウ シソ科
生きものの名前にヒメがつくと小さいという意味になります。オドリコソウとヒメオドリコソウの関係はまさにその通りです。
高さ 葉身(ようしん)
オドリコソウ 30cm~50cm 4~9cm
ヒメオドリコソウ 10cm~20cm 1~3cm
もう全く大きさが違います。でも花の形とかを比べてみると似ていることが分かります。シソ科なので茎は四角です。
オドリコソウは昔から日本に生えている植物です。ヒメオドリコソウは明治時代に日本にやってきた植物です。
オドリコソウは山地のやや日陰な草地や林縁、路傍(ろぼう)などに生えます。ヒメオドリコソウは、山地の路傍や空き地、畑地などに普通に生えます。ヒメオドリコソウは、3月に花を咲かせています。オドリコソウは、4月になって花を咲かせ始めます。
ヒメオドリコソウは急速に増えていて、あたり一面ヒメオドリコソウという場所も少なくありません。近年ますます増えているようです。ヒメオドリコソウは、上の方の葉が赤紫色を帯びることが多いので、群生していれば遠くからでも分かります。