ザクロソウ科 ザクロソウ
クルマバザクロソウ
わが家の庭で一番面積を占めていたのがこの植物でした。畑には庭をはるかに超えて大繁茂していました。わが家を代表する雑草と言っていいでしょう。
草取りの前に撮影してみました。
クルマバザクロソウ
クルマバザクロソウばかりだろうと思っているとザクロソウも隣り合って生育していました。
下の写真で、白い花がクルマバザクロソウで、赤っぽいのがザクロソウです。
日本にやってきた時期が大きく異なりますが、どちらも外国から日本にやってきた植物だとされています。ザクロソウは大昔に農耕とともにやってきているので史前帰化植物です。アジア圏の植物なのでしょう。一方、クルマバザクロソウは、江戸末期にやってきたと推定されていますので、帰化植物です。南米原産ですが、今では温帯から熱帯にかけて広く世界中に生育しているそうです。
ザクロソウは、葉がザクロに似ているのでザクロソウだそうです。確かに感じが似ています。クルマバザクロソウは、葉の数が多くて、車状に付いているので「車葉」となったそうです。
ザクロソウ
ザクロソウは葉が2枚か3枚ですが、クルマバザクロソウは、4枚から7枚くらい付きます。
クルマバザクロソウ
一番大きな違いは、花の付き方です。
ザクロソウは、葉の先の方に枝分かれして花が咲きます。
クルマバザクロソウは、葉の脇から一つずつ出て咲きます。
ザクロソウ
クルマバザクロソウ
わが家での観察では、花の大きさと色も違いました。
クルマバザクロソウ・・・大きい。白(花弁ではなく萼(がく)。
ザクロソウ・・・・・・・小さい。赤みを帯びる。
ザクロソウ
クルマバザクロソウ