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カワザンショウ

カワザンショウ (新生腹足上目:カワザンショウ科)
 河川の河口付近、汽水域の葦原などで生活している生き物に、カワザンショウという小さな貝のグループがある。

水に浸かるかどうかのあたりで生活している。ほんの数ミリほどの巻貝の仲間である。一般の人が見かけても気にも留められない生き物であろう。川にいる山椒の実のような生き物だから、カワザンショウという名前が付いた。葦原の埋立や河川改修などの環境破壊により全国的に減少している。

円山川の下流域にも細々とであるが生息している。
2000年に、貝分類の専門家、岡山大学の福田先生が円山川を調査され、カワザンショウ、ヨシダカワザンショウ、ムシヤドリカワザンショウ、これら3種類のカワザンショウの生息が確認された。

60年ほど昔、寄生虫の研究者が円山川下流域の城崎町来日で新種のカワザンショウを発見した。寄生虫の中間宿主になっているのでムシヤドリカワザンショウと名づけられた。城崎町来日で採集された標本が、模式標本として分類の世界基準となっている。郷土の誇りとすべき貝である。

2004年の台風23号とその後の河川工事などの影響が気になり、数年前に簡単な調査を行ったところ、私にはカワザンショウの生息確認ができなかった。
もしかしたら、絶滅してしまったのかと心配していたが、昨年(2013)3月に再度調査したところ、カワザンショウ類の生息が確認できた。2000年と比べるとその生息密度は低い。

カワザンショウ、ヨシダカワザンショウ、ムシヤドリカワザンショウこれら3種の同定は私には不可能であるので、3種とも生息しているかは分からない。兵庫県のレッドリストでは、ヨシダカワザンショウがA、カワザンショウ、ムシヤドリカワザンショウがCとなっている。クリイロカワザンショウ(C)という種も県内には生息しているらしいが円山川にもいるのか私は知らない。

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