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シロテングタケ

シロテングタケ   ハラタケ目 テングタケ科 テングタケ属
白天狗茸           (Amanita neoovoidea)

シロテングタケは存在感のあるキノコである。大きいし、形が特徴的で、群発生していることが多い。傘の直径は10cmを超える。ほぼ真っ白なキノコであるが、傘には薄茶色のツボの破片が不規則にくっ付いている。また、傘の周りからは、ツバの破片が垂れ下がることが多い。とても特徴的で魅力的である。このキノコを見ると、なんとなく幽霊を思い出してしまう。また、幼菌は薄茶色まんまるな頭のお坊さんを思い出す。

毒キノコである。学研の「日本の毒キノコ」(2003)では激しい下痢や幻覚などの中毒を起こすとされている。ところが、山渓の「日本のキノコ」(1988)では食毒については触れられておらず、家の光協会「きのこ」(1988)可食となっており料理法まで紹介し、量は控えることと書いてある。どうなっているのだろうかと不思議に思っていた。

今回、改めてネットの情報を調べていたら、謎が少し解けた。東北地方にシラフタケと呼び、食用菌として利用している地域があるというのだ。その外見から普通は食用にされることはなく、キノコ利用の少ない西日本においては全く食用としては見向きもされていない。だから、昔の図鑑では食毒不明や可食と記載されており、近年は毒成分が確認できていることと、安全第一主義から大げさに毒菌として扱われているのだろう。

豊岡の里山には普通に生えているが、但馬のシロテングタケと東北で食用とされているシラフタケが毒性において同一とは考えないほうが良いだろう。種自体が違う可能性もあるし、毒性の強弱が系統により大幅に違うかもしれない。

いずれにせよテングタケ科に属していて、近縁種には、死に至る猛毒菌が多い仲間であるので、チャレンジはしないほうが良い。個人的にはテングタケ科はタマゴタケ、カバイロツルタケ以外は食べないようにしたい。

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