9月25日(土)に朝来市生野町黒川でオオサンショウウオ夜間観察会があります。
NPO法人日本ハンザキ研究所が主催する夜間観察会も今年度は今回で最終となります。
今回の見所は何と言っても産卵巣穴の見学で、産み落とされた卵を見ることができるかも!?という企画です。
ハンザキ研究所の前を流れる市川にもオオサンショウウオの自然の巣穴があります。
9月に入り産卵シーズンに入った様子で巣穴を守るオスの姿が頻繁に見られるようになり、その巣穴を狙って他のオスが何匹も集まってきて、主に追い払われるようになっていました。
橋の下に観測カメラをつけて24時間のビデオ撮影をしていますが、多い時には7匹のオスが集まりにらみ合いや身体に噛みつくなどバトルを繰り広げる姿が映っていました。
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巣穴にメスが入ると、主のオスと一緒に他のオス達も巣穴に入っていき多数で産卵行動に参加するようです。
産卵を終えたメスと他のオスが巣穴を離れていくと、主のオスがたった一匹で卵を守ります。
巣穴に新鮮な水を送りながら卵から孵化するまでの何ヶ月間もじっと守り続けるのです。
川に設置された人工巣穴にはフタが付けてあるので、観察会に参加されたみなさんには上から中を覗いて、卵を見ていただけるでしょう。
こちらは8月の観察会の様子。
川で捕獲したオオサンショウウオの身長・体重を測りマイクロチップが入っているかどうかを確認します。
参加のみなさんにも身体を触ってもらう体験もあります。
詳しくは日本ハンザキ研究所のHPをご覧ください。
http://www.hanzaki.net/