特派員グループの今回の旅は南但馬・朝来市生野町黒川です。
ここは生野の中心部から車で30分のかなり山奥ですが、平家伝説や特異な地形に温泉もあり見所満載の所です。
特派員メンバーたけさんが地元の案内役をさせていただきました。
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北但馬のメンバーが多いので、和田山に集合し車2台に乗り合わせて国道312号線を南に生野へ向かいます。
町内から国道429号線で銀山湖へ、少しピークを過ぎましたが紅葉を楽しみながらしばしドライブ。
黒川のほぼ中心に廃校になった旧黒川小中学校があり、ここが日本ハンザキ研究所です。
特別天然記念物オオサンショウウオの調査や研究をしており、100匹以上のオオサンショウウオを保護しています。
事前予約で見学と施設の案内がしてもらえ、130㎝級の大物に「でっかいなぁ!」の声。
ミニアクアリウムの水槽には孵化したばかりのカワイイ赤ちゃんや2才3才の幼生もいます。
明治六年と記載された黒川古地図に現在の道路を重ねて、平家の落人伝説の話しや珍しい地形の蛇行した河川の説明をして現地へ行きます。
屏風神社は、まさに屏風のように立つ岩をご神体としています。その昔、下流域で流行った疫病のために多くの死者が出たが、この岩より上流の集落には被害が無かったと伝えられています。
この神社と道路を挟んで両側に川があり、右は上流より流れているが、左は上流に向かっています。地図を見ると一本の川であることが解り、珍しい蛇行河川を見る事が出来るスポットです。
美人の湯「黒川温泉」に浸かりほっこりした後はお待ちかねの食事です。
一人ボタン鍋は1,300円と格安で楽しめて大好評! 生野名物ハヤシライスは温泉オリジナルです。
古刹「大明寺」は住職がお留守で、武士が床下で切腹したとされる間が見られず残念でしたが、茅葺きの趣のある開山堂や菊の御紋の上がる立派な庫裡に格式の高さがうかがえます。
黒川ダムに上がると北風が吹きつけ、冬の足音が近いことを感じました。
ここは奥多々良木ダムとの間で水を上げ下げする揚水式発電をしています。
ということは・・・。黒川にある市川の水と朝来の円山川に流れる水とが混ざり合うという不思議が起こっているのです!
黒川ダム湖畔から山を越えて青倉神社に参拝。全国的にも珍しい目の神様で遠方からも多くのお参りがあります。急な山肌に建つご神体の岩の横を流れ落ちる水はホウ酸を含み、目を洗うためにペットボトルにいただいて帰ります。
青倉神社からそのまま下って朝来に抜けて和田山での解散となりました。
急で狭い坂道ですが、かなりの近道になります。ただし、冬季は除雪されませんので通行不可です。
晩秋の黒川散策へは特派員11名の参加でした。
村の中では、特産の黒川大根や白菜に、杵つき餅に原木椎茸などがお安く出ていて、みなさんお土産にとご購入。
↓参加したメンバーからの感想をご覧ください。
日本ハンザキ研究所の見学は事前予約をお願いします。
HPは http://www.hanzaki.net/index.html
美人の湯「黒川温泉」は11月23日に温泉祭りがあります。
HPは http://sasayuri-net.jp/users/kurokawa-onsen/