兵庫県香美町香住区御崎・平内神社では毎年1月28日に平家再興の為、百手の儀式が行われています。
但馬は古くから平家落人の里と言い伝えられてきた集落がいくつかあるが、その多くは人里離れた土地であり、香美町香住区御崎地域も日本海に突き出た岬の先端の急峻な崖の上に位置している。今から800年昔、壇ノ浦の戦いで敗れた平清盛の弟・門脇宰相平教盛、教盛の嫡子通盛の妻、小宰相局、安徳天皇の衛士の大将・伊賀平内左衛門家永、平家の侍大将の一人・矢引六郎左衛門らが同じ船に乗り込み、日本海を漂流して御崎の地にたどり着いたと伝わっている。
伊賀家より”ひかえ、ひかえ、わきによれ”と叫びながら平内神社まで練り歩きます。
百手の儀式
伊賀平内左衛門を祀つた、平内神社境内に門脇宰相、小宰相局とその子、平通家の供養碑が建てられている。
御崎部落には、16家あり、人口は72人です。また 門脇通家・伊賀平内左衛門・矢吹六郎左衛門の末裔である、門脇家・伊賀家・矢引家が今でも存在している。