昨年の秋、東里の村の「東里きずなプロジェクト」により東里ケ岳への登山道が整備されました。
この登山道は、今は麓に遍宮されている東里の村の氏神さん「吉野神社」が山の9合目にあった頃の古道を整備された道。
40数年前まで村民が参拝に歩かれた道で、昨秋地域の活性化の活動のひとつとして歩きやすい道となりました。
但馬情報特急特派員のばたやとせきやん(山友でもあります)の二人で、雪の季節を過ぎた道の倒木整備を兼ねて登ってきました。
下山時の東里作業道からみる東里ケ岳です。
国道483号線から東里の村に入る所にこんな案内看板があります(クリックでおおきくなります)。
ここから数百m入った村の最奥が登山口。その途中の下村神社に駐車場があります。
鹿あみネットを開けて約1時間はこんな植林の道を歩きます。
やがて明るい自然林の道へ。道は案内看板が設置され迷う事はありません。
樹間からお隣の高竜寺ケ岳が見えます。
9合目付近に栗丹(りったん)というお寺もあったと伝えられているそうです。そのお寺は尼寺なんでしょうか?
「比丘尼屋敷跡」という説明看板の場所がありました。そこからしばらく歩きますが、吉野神社跡の場所です。
吉野神社跡には昨年の春に登った時崩れ落ちた社がありましたが、道整備の段階で取り払われたようです。
吉野神社跡から250mほど歩くと東里の山頂です。ノコギリ作業や神社跡の確認などを含めて上り約2時間。
山頂は見晴らしがよく、いろいろな山が見えますが、今日は少しモヤって余り展望よくありません。
左から天の橋立、大江山、高竜寺ケ岳、床ノ尾・鉄鈷山方面です。(クリックしてください)
山頂でしばらく休憩の後、郷路岳林道出合方面に下りました。途中の登山道からの展望いろいろ。
天気もよく、手の届くような所にタムシバが咲きみだれ、またミズキの黄色が山では今が盛りでした。
東里の村登山口9:33→吉野神社跡11:18→山頂11:35、11:50→郷路岳林道出合12:33
下山後昼食をとり、その後但東町内いろいろな春を探索に出かけました。