今年は山陰海岸国立公園指定50周年になるそうです。
更に山陰海岸ジオパーク110kmウオークを兼ね、浜坂海岸城山の自然観察ハイキングが断然多くの女性参加で行われ賑やかに楽しい一日でした。
先ず目指す矢城ケ鼻燈台(通称白灯台)、ソーラーを備えた燈台は近代的な海の護りです。
海岸を歩くと晴天下砂浜に干されているのはトコロテン寒天原料のテングサです、3色に彩られているのは乾燥具合で手前の白っぽいのが良く乾燥している数日前のです。
右のかずらは「定家かずら」あの歌人藤原定家に因んだ謂れ話ある名前で、そんな話を聞きながら歩を進めるのも楽しさが増します。
北前船の風待港「諸寄」、冬季厳しい北西の風を遮断する山を背負った天然の良港として幾多の歴史を秘め、薄幸の詩人「前田空純孝」生誕地、
昭和時代は臨海学校の生徒で賑わった海、今はただ穏やか!!
諸寄の海岸に下り立つと山陰海岸の荒々しい浸食による証左大きな海食洞が口を開いています。
近くに過ってこの地を避暑地として愛しその故JR諸寄駅が出来た所以の「久邇宮邸跡」も石垣を残すのみで自然に還っています。
北前船風待港の諸寄湾には日本列島形成に係わるジオの教材もそこかしこにあります。
珍しいのは北前船を繋ぐ為に岩を○□穴に穿った跡が残り往時を偲ばれます。
海岸を歩けば綺麗な自生のハマナスに出会います。女性の関心は”このいちごは美味しい、この実は食べられる、、--”勿論ハマナスの実も食材になります。