朝来市神子畑の近代化遺産選鉱所跡の横のさるすべりが『満開とですよ』と知人から連絡がありました。
このさるすべりの木は県内有数の巨木で、樹高 8m、幹周 2.57m、樹齢 150年です。
ムーセ旧居側から見たさるすべりです。神子畑選鉱所の最盛期を見守り、廃墟化の今も昔をしのぶが如くです。
手前の建物はムーセ旧居です、神子畑鉱山の開発にともない、事務舎、診療所として利用されました。
明治4年12月ごろて生野鉱山に建設されたであろう五棟の外国人宿舎のひとつで、明治20年ごろこの地に移されました。
養父市大屋町の明延鉱山と神子畑の全長6.1kmを30分で結んでいた鉱山鉄道「明神電車」こと愛称一円電車です。
昭和62年3月に閉鎖された神子畑鉱山のフランス人技師ムーセの旧居前にあるサルスベリは、樹皮から名付けられ、
真夏の炎天下に緑の樹冠をバックに赤い花が百日も花をつけ百日紅(さるすべり)と書きます。
中国原産で古木はあまりなく但馬では珍しいと云うことです。