豊岡の水道の礎を築いた、中江種造翁(1846年~1931年)をたたえ、水の恵みに感謝する「水道まつり」が5月11日(日)に第93回水道まつりが小雨の中、約100名が出席し、同市泉町の寿公園で盛大に行われました。寿公園は、大正時代耕地整理によって造られたもので、パリのエトワール広場を参考に豊岡駅から東北へ斜めのびる道路中央に「寿公園」が整備されました。
旧豊岡町上水道は1922(大正11)年5月11日同市二見のわき水を水源として通水した。毎年この日に水道祭が開かれている。当時、飲料水や生活用水は円山川か井戸水に頼っており、旧豊岡が衛生的な水道を得るため、鉱山王として財を成した中江種造翁に資金提供を依頼し。事業収益を奨学金に充てることを条件に、工事費全額の38万5千円(現在の額・200億円相当)を寄付された。
式典では、来賓の方々が祝辞を述べられ、銅像の前に、献花され、茶道裏千家「淡交会」の方が、二見水源の水で抹茶を供えられ又茶会も開かれていました。