出石川右岸、但東町小谷集落の北西標高約216mの位置に京川城跡があります。小谷集落の方々により、地区の氏神さん岩本神社より城跡までの道整備が行われ、手軽に行くことの出来る散歩道となっています。
中央背景の山が京川城跡です。
集落から二つの鳥居をくぐれば岩本神社です。
岩本神社から整備された道を20分少し歩けば城跡です。途中こんな場所が・・・
歩き始めは植林ですが、だんだん落葉樹の道となります。
これが中世時代の城跡です。近世城跡のような石垣があるわけではなく、東西南北とも50メートルほどの円形状の曲輪です。土塁、虎口跡もありますが、あまり目立ちません。過日、城郭の西尾孝昌先生による現場での勉強会があり、こんな説明がありました。 「京川城は但馬勢力の城郭遺構とは考えられず織豊勢力の普請と見られる」「織豊勢力による但馬攻めの陣城と見られる」「時期的には織豊勢力による出石・有子山城攻め(1580)が考えられる」
特に昔をしのぶ遺構はありませんが、近郊の山々が展望できます。
西に床ノ尾連山、鉄砧山
北に法沢山(左から二つ目のとんがり山)
東里ケ岳はすぐ近くです。 ここから山頂まで歩けますが、少々険しい道。
京川城跡とはなんの関係もありませんが出石川・シルク温泉河川敷にこんなベンチを3台作って設置しました。50年ものの松材です。合橋地域づくりの会によるスイセンの花が咲き始めました。今年は初年度でまだまだ少ないですが、数年先にはきっと咲き乱れる花畑となるでしょう。それをベンチに座ってゆっくり見ていただこうと・・・
付近は豊岡市の約5キロの「但東やまびこ歩キングコース」となっております。
川沿いに桜の木がたくさん植わっています。この歩キングコースに京川城跡を
加えると約3時間のちよっとした体力づくりのウオーキングの道。
そしてシルク温泉で体を癒す。 こんな春を楽しむというのはいかがですか。