9月15日、新温泉町久谷八幡神社の秋祭りで「ざんざか踊り」が奉納されました。
室町時代から始まったとされ、五穀豊穣、氏子安全を願います。
地元の中高生若者が五色紙のついた傘をかぶり、腰に締太鼓をつけて踊ります。
別名「太鼓踊り」とも呼ばれ、兵庫県の無形民俗文化財に指定されています。
踊りは「門付け」「入葉」「切り」「寄りの切り」「戻し」などによって構成され、
それぞれの手や足の動き、あるいはバチさばきなどが変化します。
昭和33年に保存会が結成され、中学生を対象に代々伝承されています。
久谷ざんざか踊りは、踊の体形が行道型をとることと、頭上に被る一文字笠の形態が但馬地方のざんざか踊りの
被り物の中で最も古い形態が残っていることから、昭和43年に兵庫県指定重要無形民俗文化財に指定されています。