葛畑農村歌舞伎は兵庫県但馬の屋根、氷ノ山の深い谷間に葛畑(かずらはた)の部落に葛畑座の舞台、芝居堂があります。入母屋萱葺きの大屋根に、回り舞台、花道など歌舞伎特有の機能を備え、周辺の美しい棚田の景観とあいまって全国有数の農村歌舞伎舞台として、昭和43年に国の重要有形民俗文化財に指定されました。
江戸時代末期に大阪の芝居小屋で歌舞伎役者として修行した藤田甚左衛門が帰郷
し、彼を中心に上方の本格的な歌舞伎を地元農民が上演する葛畑座が結成されました。
次代を担う歌舞伎役者を育成するため、平成15年から子供たちによる農村歌舞伎公演と、講座を毎年行っています。
第22回全国地芝居サミットが養父市葛畑区の葛畑座(農村歌舞伎)で行われます。