豊岡市民教養講座 「ふるさと豊岡再発見の旅・城郭コース」 に参加して、有子山城跡を歩いて来ました。
講師は山名氏城跡保存会会長の西尾孝昌先生。参加した午前の部の参加者は約40名。
歩いたコースは稲荷神社から登山道→天守下→千畳敷→天守(有子山山頂)→登山道→稲荷神社。約3時間半
稲荷神社からの登山道は結構な急坂
天守までの登山道はなんども登った道ですが、今日は城跡の勉強。今まで歩いたことのない場所の城の防御施設(縄張り)の説明を聞きながら歩く。
曲輪、切岸、堀切、いろいろな堀、土塁、虎口・・・などなど机の上の学習ではなく実際のその場所での説明は大変勉強になる。
その時代の遺跡が残る石取場です。
天守は後にして千畳敷の方にまわりました。今まで草ぼうぼうでしたが、下草が刈られていました。そのために全体の広さが伺えます。
有子山城跡です。標高は321m、三等三角点があります。西尾先生からここから見えるいろいろな城跡の説明を受ける。
今日も暑い陽射しですが、そよ吹く風で結構涼しい。
そして 石垣遺構
有子山城は、室町時代全国有数の有力者であった山名氏の居城。その後、時代の変遷とともにいろいろな
城主の交代がありました。山名時代の土城がはじまり、羽柴秀長、前野長康の時代には石垣が築かれる。
今日はいろいろな城郭遺構を見て回り勉強をしましたが、私にとってはなんといっても石垣は目に見える
最大の遺構です。崩れかけた石垣も見受けられます。国指定史跡でもあり、保存の大切さを痛感しました。