12月28日、但馬海岸の竹野浜猫崎半島で “けあらし” 現象が見られました。
風がおだやかで寒さの厳しい朝、陸上の寒気がゆっくりと海上に流れだし、海面の水蒸気を冷やして濃い霧が
できるというもので、冬にある条件がそろった時にしか見られないものです。海から湧き出る湯気のようです。
「けあらし」とは北海道の方言、気象用語では「蒸気霧」というそうです。
日和山海岸の竜宮城近辺にも発生しています。
日和山海岸の山側には来日岳から流れてきた雲海が山越えで海に入り込んでいました(6時25分の写真)
「けあらしが」発生するには条件がいくつかあるようです。
①晴れている。
②気温マイナスの寒い朝、海水温と気温の温度差が15℃以上ある時に発生しやすい。
③風向・風速は東南東の風系が多く、発生前後の風速は3~5m/s。