兵庫県内に巨樹、巨木と呼べる国指定の天然記念物が8本あります。その内の5本が南但(養父市、朝来市)にあるのを皆さんご存知でしょうか?今日一日で、但馬特派員12名がその5本を回りました。まずは、樽見の大ザクラです。
養父地域局8:30集合→樽見の大ザクラ9:10着(おっと、いきなり忘れものです。ばたやんを養父地域局に忘れてました。30分近くのロスなのに、ばたやん終始逆切れです。)
大ザクラ9:52発→口大屋の大アベマキ10:00着(樽見の大ザクラから口大屋の大アベマキまでは歩くコース(約1km)もありますが、今日は車で移動しました。)口大屋の大アベマキです。
上山高原では、高原野菜や放牧などののどかな風景も見られました。
大アベマキ10:45発→建屋のヒダリマキガヤ11:16着(どこで追い越されたの?近道あったん?未だに分からない。)琵琶湖疎水の北垣国道の生地跡でもあります。建屋のヒダリマキガヤです。
ヒダリマキガヤ11:35発→内山ソバ処11:50着(内山ソバ処は、4月に新店長を迎え、リニューアルオープンしたてのほやほやです。)お店と掻き揚げソバです。
店内です。そばでなく、持参のバナナをほうばっている人がいます。さて、誰でしょう?そばアレルギーを知っていながら設定してしまいました。リーダーごめんなさい。
内山そば処12:36発→八代の大ケヤキ12:50着(神社に銅鐘があるのは、なぜ?)八代の大ケヤキです。
大ケヤキ13:05発→糸井の大カツラ13:50着(ヒダサンショウウオ生息地です。)糸井の大カツラです。
15:00頃に養父地域局着、皆さんご苦労さんでした。かなりのんびり、どたばたでしたが、南但馬にある5本の国指定天然記念物の巨木巡り無事任務完了です。一気に回れば、半日で回れるかな。新たな観光ルートとして登録できるかな。
ところで、但馬には、豊岡市に国指定天然記念物の巨木「畑上の大トチノキ」があります。なんと、兵庫県内に8本ある国指定天然記念物の巨木のうち、6本が但馬にあるのです。このことは、但馬が誇るべき自然環境のすばらしさを証明する一つではないでしょうか。
このあと、皆さんの感想などを掲載させていただきます。
【たけさん】
南但馬の巨木を一気に5本も見られるなんて最高の企画でしたね♪樽見の大ザクラは登っていく途中で、周り一面に積まれた石垣のすごさにまず圧倒されました。岩だらけの山の斜面に、桑を植えるために取り除かれた石を何段にも積み上げて石垣になったのだそうです。想像もつかないぐらいの長い時間を、その石垣と樹齢1000年以上の巨木に感じることが出来ます。
【みきちゃん】
何百年を超える風雪に耐え生き続けた樹木には、風格が感じられました。「但馬の巨木百選」を見ると、まだ立派な木がたくさんあるのがわかります。あちことで歩くことが多いので、これを機に意識して探して見るつもりです。ベストショットは、「タニウツギ」でした。
【せきやん】
樹齢をかさねた巨木は、「神宿る」を感じさせる威圧感があります。久しぶりの特派員の方々との再会の嬉しい一日でした。それにしても出発時点の「ばたやんの車積み残し」はハプニングでしたね。画像は建屋のヒダリマキカヤの前です。特派員さん達は左巻きのカヤの実を探していますがあったでしょうか?
【しこさん】
足鹿神社境内の八代の大ケヤキは支柱の助けを借りながらも堂々とそびえ立っています。あちこちに回復処置が施されていますが町のシンボルとしての威厳を保っています。
【しもやん】
大かつらは歴史を経て主幹は消滅しても、たくさんの子孫に支えられて、今も青年の如くの若さで天をつかむかのような勢いを持ち、森の護り神として鎮座していました。
【きっさん】
生後60数年で初めて『マムシ草』なるものを教えてもらいました。糸井大かつらの帰り道の道端で見た珍しい草です。茎の紋様がマムシの紋様とよく似ています。上部のふたのように曲がった部分がマムシのかま首に似ていますね。気味悪い草でしたわ!
あと、2名の方から感想をいただいていますので、掲載します。
【くにちゃん】
樽見の大桜周辺の石垣、昔の人は岩の多い急峻な地形を利用した暮らしの後なんだな、大変な健脚だったのに驚きでした。
【ヒロシくん】素晴らしい大木をたくさん見ることができ、私にとって大変よい機会でした。写真では、従来から見せていただいていたのですが、現物を見るのは初めてで、今後はこれらについて自信を持って話すことができます。
地味な企画ではありましたが、皆さんお付き合いありがとうございました。5本の巨木から「生命」を感じることができたように思います。最後になりましたが、このコースが南但馬観光のモデルコースの一つになればいいなと願い、完とします。