浜坂には歴史伝説にまつわる海岸と、山陰線開通の難工事に関わる鉄道遺産が多く残っています。ジオスポットの見学を兼ねて雨中20名余で巡りました。先ず浜坂駅前の古民家改修した町歩き案内所で事前レクチャーです。
諸寄の城山園地で北前船、海域公園「海金剛」城山の戦国時代戦記の解説です。特に毛利＆秀吉軍の前線地としての戦いは参加者の年齢層故か皆さん興味上々。
ここは釜屋地区、狭い通りの港町で現在は大敷網漁業と天然わかめで有名です。しかし此処も平家伝説の伝わる地区です。
この地区には明治末期の鉄道敷設時多くの工事作業者の宿舎も設けられ又犠牲者も生じています。地区内の三柱神社には当時工事関係者の感謝の念で残ったレンガ活用した塀が造られました。
釜屋地区から国道を去れ山道に入ると其処には江戸時代の古道が残っています。当時は海沿いは険しく道を造れず山を越える道で村々が繋がっていました。
兵庫県最後の街「居組」にはヨーロピアンスタイルのめがね橋があります。明治末期に造られ何と橋上はＪＲ山陰線です、めがねの一方は道路もう片方は川、そこにはＪＲ線路沿いから水が流れ落ち度々写真絵画ポイントになっています。
ここは居組駅、山の向こうは鳥取県です。過っては駅員７～８人いた駅舎も今はひっそりとした無人駅、この駅舎には明治４４年完成のプレートが貼ってあり郷愁を誘う雰囲気に満ちています。
