近畿地方で最も新しい火山とされる神鍋山から噴出した溶岩は、稲葉川に沿って流れ約15キロ下流の円山川に達しています。その溶岩の流れと川の侵食で、ほかでは見られない独特の風景をつくりだしています。上流の俵滝から下流の十戸の滝の間の約5キロを 神秘の清流 として山陰海岸ジオパークコースのひとつとなっています。八反の滝から下流の十戸の滝の間を歩き、晩秋の溶岩流を観てきました。
少し下流から八反の滝。落差は約24mとのこと。
見にくいですが、滝の上流部です。周辺は別荘地で綺麗な紅葉を見ることができました。
「まぼ」間歩(鉱道)がなまった言葉で、金が産出したんでしょうか。
4mと5mの二段滝です。
随所に溶岩が見られます。
清滝遊歩道はモミジが植栽されていました。何年か先は紅葉ロードになるでしょう。
コース下流に近い 雌滝
十戸滝
十戸滝周辺にはレジャー施設跡があります。もう腐ちかけた建物跡とは反対に、モミジやドウダンツツジの紅葉は活き活きとしていました。
最上流にある 俵滝 はポツンと離れた場所にあるため今日はよう行きませんでした。11月8日発信の画像ですがこんな滝です。ちよっとアプローチしにくい場所にあります。
一人・車一台のため、八反の滝近辺の駐車場に車を置き、十戸の滝近辺のバス停より路線バスで
但馬ドームまで戻りデポした車に戻る という散策でした。
生活の場がたくさんあるすぐそばに神秘の稲葉川溶岩流があり、お墓の巻石などにも溶岩らしき
石が使われている光景が見られました。晩秋の溶岩流はまた趣があります。