新温泉町竹田の面沼(めぬま)神社で11日早朝am5:30より珍しい神事が行われた。茗荷(みょうが)祭りと言い何時から伝わっているか定かではない。神事の主人公”茗荷”採取のめぬ池は厳かに護られ清水が湧いている。夜明け前の厳しい寒さで一段と厳粛な雰囲気が漂う。
いよいよ宮司が池の神聖なる場所より茗荷採取にかかる。3本摘み池の水で清め三方に載せ、木地の蓋をかぶせて奉納する。その後氏子代表が茗荷の生育状態を確認する。
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氏子さんと今年の茗荷生育状態を話し合い、一本は大きく立派、あとの2本は小さい。ある氏子曰く”茗荷の大小の如く人間世界も貧富の差が大きくなる、格差世界を表している”とか。夏の頃出る茗荷がなぜ真冬に出るのでしょうか?たぶん池の清水の温度加減ではないか?等々。夜明けと共に参拝者が来られ宮司は三方に載せ木地蓋をした茗荷を一瞬蓋を開けて参拝者に見せています。神事ですから茗荷本体の撮影はご遠慮して下さい、との事でした。