但馬夢テーブル委員会「但馬の川と峠の物語」グループは心地良い秋の一日、朝の来る街「朝来市」藤和峠の西東、人々の今昔暮らしを訪ね伺いました。先ずは「竹田城跡」を尋ね天主跡より城下雲海に埋まる情景を浮かべ、眼下に拡がるローマの水道橋の如くの景観も納得。昼食は同輩推薦の魂留待(だるま)ーちょっぴり読むのが辛いーで城跡を眺めながら会議、そして満腹。
藤和峠の東、三波集落の入り口には暮らしを支えた先人の碑が建っている。集落は現在28軒、その1/3はかって養子を迎えた家とかでご婦人3人の話は行きつ戻りつ○○ちゃん、◎◎ちゃんと何十年の歴史を語ってくれました。でも皆穏やかな良い顔をしたお母さんです。
藤和峠の西、藤和集落入り口には「大将軍杉」と呼ばれる樹齢数百年の老樹がまるで村の守り神の如くそびえている。集落の古老に買い物、医療、暮らしの収入等お聞きする。現在21戸71人で子供は中学3年生1人で来年からはゼロ、昔、養蚕、林業、炭焼き、牛飼育が主たる産業で日常生活の買い物は1.5k歩いて竹田か行商、現在困っている事は高齢者で運転出来ない人の生活、携帯電話が入らない地区なので救急時心配、等、でも皆が助け合い「桃源郷」だとの話に救われる思いがしました。