進美寺城は円山川右岸、日高町赤崎集落東側の標高361mの進美山にあって進美寺城、白山城、掻上城の3城からなる城跡群であります。城は南北朝期に築城され、中腹にある天台宗進美寺は但馬における南朝の一大拠点として北朝軍と激しい攻防戦が展開されたと伝えられています。進美寺城跡は南北朝時代の築城とはいうものの、大規模の曲輪群、堀切、竪堀の存在から戦国期の改修が窺えるとも云われている。
その様な歴史と信仰の場所を探索するという事で、但馬山友会の登山行事が開催され参加してきました。
歩いたコースは、日高支所→日高町日置→進美寺(しんめいじ)→いくつかのピークをアップダウンしながら→須留岐山(するぎやま)→同じ道を戻り→進美寺山山頂・白山権現→向日置→日高支所
西暦705年行基により開基されたと伝えられる古刹進美寺
お賽銭を準備せよ!と登山リーダーの事前の指示に従い、音のするお賽銭で安全登山のお参りの後、須留岐山への尾根に入る。
掻上城は進美寺から東400m、標高290mのピークに所在する とされていますが、このピークを含め須留岐山まではいくつかのピークを越えて行きます。これが結構足にこたえるアップダウンの道。しかし芽吹きから新緑に変わる淡い緑が勇気を与えてくれます。途中の南方面の展望です。
須留岐山山頂です。 養父市八鹿町の浅間寺(せんげんじ)からも、この山に登ってこれます。
山頂から歩いてきた進美寺の屋根、そして帰路に登る進美寺山頂が見えます。
山頂の白山神社への鳥居、そして白山権現です。
豊岡市日高支所発着 約7時間40分の歴史探索登山でした。途中の尾根登山道はそんなに
展望はありません。落葉樹は目に眩しい新緑のはじまりです。事前の下見を含めお世話
いただいた当日の世話役さんに感謝です。 参加人数53名。