高野山真言宗の豊岡市金剛寺(木下住職)は
「しゃくなげ寺」として有名なお寺で、初夏を告げる淡いピンクの花が
美しく咲いています。
木下秀峰前住職が五十年ほど前から植え始められ、その群生は県内でも
珍しく、一昨年の台風23号の被害で所々地肌が見えて、以前より、
少なくなっているようですが、阪神間から訪れる観光客も多いようで、
急な斜面を覆った花が見せる濃淡の美しさは豪華で見事です。
その昔、足利尊氏が戦没者慰霊を願い、一寺一塔を全国に建立した際の
室町期の寄進状が残っており、供養塔・墓標とともに、県の文化財に
指定されています。 「しゃくなげ」はこの連休が最後の見頃のようです。
晩秋の紅葉も必見です。