巨樹巨木と呼ばれる国指定天然記念物は兵庫県内に8本あります。そのうち、養父市には、国指定天然記念物の巨木が3本あります。樽見の大サクラ、口大屋の大アベマキと今日紹介する建屋のヒダリマキガヤです。
建屋のヒダリマキガヤは、樹高は約26m、幹廻りは約7.3mあります。全国のカヤノキでは第8位、西日本では第1位の巨木です。ヒダリマキガヤに限定すると全国一の巨木です。種子に左巻きの螺旋模様があることから、ヒダリマキガヤと呼ぶそうです。
この地は生野義挙に参加し、後京都府知事として琵琶湖疎水を完成させた北垣国道氏の生誕地であり、この木は地元で「かやのきさん」として親しまれています。
このヒダリマキカヤは、枯れ枝が目立ち、葉の密度が減少し、実もほとんど実らないほど樹木が衰弱したことから、平成19年度から3年掛けて回復工事を実施したそうです。
2008年3月にせきやんが紹介した木ではありますが、改めてご紹介させていただきます。