この写真はどこが写っているかわかりますか?
当時と様子がかわっていますが、朝来市神子畑(みこばた)鉱山、
選鉱所あとです。
選鉱所の建物は撤去され、神子畑の風景は大きく変わっていっています。
昭和48年には生野鉱山が閉山し、最後まで産出を続けていた明延、神子畑も昭和62年にそれぞれ閉山しました。一時はたくさんの人々がこの地域で生活していましたが、閉山とともに人口が減少していったようです。
もちろんかわらないものももちろんあります。神子畑の
サルスベリの木
は、季節になると昔と同じように真っ赤な花を咲かせています。
今は冬なので、少々さびしい感じもしますがとても大きな木なのでそれだけでも惹きつけられます。一緒に写っている
ムーセの館と比べるとどれだけ大きいかよくわかりますよね。
そしてもうひとつはこの橋 💡 ご存じ
神子畑の錫橋です。
この橋は生野ー神子畑をつなぐトロッコが走っていました。日本で3番目に古い鋼橋です。
トロッコ道は一部遊歩道になっています。
この石積も当時のままです。とてもいい!!すごく風格ありますよ。
公園の整備がしてあり、車を止めてゆっくりと見学できます。
このトンネルもトロッコ道の一部です。
今は閉鎖されていますが、いくつものトンネルを通り何度も川を渡り生野ー神子畑間を結んでいたこのトロッコ道がたしかにここに存在していた証だと思います。(どちらもクリックすると大きくなります)
今後この地域は近代遺産として整備される予定です。 どのようにして、このまちの歴史を残していくのか・・・ いろいろな方の思いや意見を聞きながら計画をすすめて いくとのこと。
鉱山住宅や桜並木がなくなった時のショックは今も忘れていません。
愛着のもてる場所になって欲しいなと思います。