天領の町「浜坂」、古い商家には歴史を物語る逸品が詰まっています。今日見せていただいた築140年の元金物屋さん宅、玄関は商品を入れていた小箱を生かした設えです。
米俵家紋の木箱は?、これは当時の提灯入れです。
部屋の壁際には「箱階段」、昔も階段下を物入れとして合理的に利用したんですね。
廊下の間接照明も匠の技を感じます。
商店が宣伝用に作り得意先に配った「引き札」、現代の宣伝パンフレットの原型でしょう。
裏庭には現在では珍しい「洗い場井戸」、近年に改築されたが当時の姿のままだそうです。水神さまを祭り現在も清水がこんこんと湧き、小さな洗い場が連なり食べ物用、洗濯用と分けて使われていたとの事。