今年はタマムシを見ないまま夏が過ぎてしまった。しかし、豊岡盆地の里山ではタマムシはそんなに少ない虫ではない。学校の裏山から校舎に飛び込んでくることも珍しくない。
真夏に、里山を歩くと、エノキの樹冠の周りを飛び回っているタマムシに出会うことが多い。
運がいいと、枯れ木に集まっていることがある。産卵するためだ。脅かさずにそっと近寄ると、カメラを向けても平気。
ケヤキ、サクラなどにも付くが、カキの古木からたくさん成虫が出てきた記録もある。大きさがほとんど同じで色が地味なウバタマムシはタマムシの雌と間違われることもあるが別種。雄も雌も同じ虹色に輝いている。