二ホンヤモリ 日本家守、Gekko japonicus
玄関の戸にヤモリがいた。二ホンヤモリである。まだ子供で小さい。ひさしびりに見たように思うので撮影した。
玄関灯をかなり強力なライトにしているので、光に集まってくる昆虫類を狙っているようだ。この時期、カゲロウ類がわんさか羽化して虫だらけであり、食べ物には困らないだろうと思う。
目がくりっとしていて可愛い。まぶたがないのだ。
体の動き、くびれ、壁にくっつく膨らんだ指先、時々出す舌、小さな体で、あわてて逃げるでもなく、妙に可愛い。
よく見ると、体はうろこに覆われ、顔は恐竜のように真剣だが、やっぱり小さくて可愛い。
爬虫類ファンが結構いてペットショップで売られているらしい。確かにヤモリは魅力があるなあと思った。
でも、時々出会うのがよろしいと思う。
全長10-14cmになる。体の色を変化させることができる。背面にやや大きい鱗がある。しっぽはトカゲと同じで自切・再生できる。扁平な体で狭い場所にも潜りこむ。
民家とその周辺に生息し、家を守る、家守り、ヤモリということ。身近な生き物でハエやカなど衛生害虫を食べてくれるので、ヤモリがいると縁起が良いとして昔から大切に扱われていた生き物と言える。
日本では原生林等では見られないので、日本原産とは考えにくく、大陸からの貨物等に紛れて持ち込まれた外来種と見られている。中国には同一種が原生林にもいるらしい。
学名には japonicusが付いている。
ケッケッケッと鳴く声を聞いたように思うが、二ホンヤモリはあまり鳴かないらしい。でも良く鳴いているように思うのだけど、、、