4月の上旬、円山川の河川敷のヤナギに花が咲き始める。しかし、まだそんなには目立たない。河川敷のヤナギがやわらかい黄緑色に包まれるのは4月下旬。ヤナギハムシが現れるのもちょうどこの頃。
1cmぐらいの小さな虫だが、ハムシの仲間ではむしろ大きいほうだ。背中の斑点が特徴で、よく似た種はいない。
葉が芽吹いた頃、交尾する。ちょうど柔らかい葉が展開する頃には、幼虫が葉を食べ始める。1ヶ月ぐらいで蛹になり、初夏には成虫になる。それから、成虫の姿は見られなくなる。いったい翌年まで、どこで過ごしているのだろう。