イノシシは、山から獣道を通って、田んぼや畑にやってきます。
豊岡市のとある地区で、山から川を渡って田んぼに出てくる獣道があったので、川の対岸に赤外線センサーカメラを仕掛けて何が映るか調べてみました。
そこには、シカの糞もありますし、イノシシの糞もありましたので、シカかイノシシが映るといいなあと期待していたら、仕掛けたその晩にイノシシが映りました。
暗くてよく見えませんが、堤防からのり面を降りて川に入って行く様子が映っています。2011年3月19日の夜の撮影です。
(この時は、センサーカメラの使い方がよくわかっていなかったので、画面に出ている日付は間違っています。)
カメラを仕掛けたあくる日にセンサーカメラの記録を調べに行ったときに、川のこちら側に新しいイノシシの糞がたくさん落ちていました。
はっきりとした獣道に足跡もたくさんついています。
川を渡ってお気に入りの田んぼへ通っているようです。
センサーカメラを置いてから、毎日ではないですが、数日毎にイノシシが写りました。このセンサーカメラは、赤外線で動くものを捕らえるのですが、撮影が始まるまでに少し時間がかかるため、撮影がスタートするときにはすでにイノシシが通り過ぎてしまって、何も映っていないことが有ります。
4月6日に撮影されたものには、2頭が連れ立って写っていました。一番目の映像に映っている個体とは違いかなり若そうです。
赤外線センサーカメラは、夜の野生動物たちの行動を捉えてくれます。