豊岡市但東町の集落から300mほど離れたヌタ場。数十年前に耕作放棄された棚田。
イノシシのヌタうちの撮影ができたので報告したい。
イノシシのヌタうちは、体に付着したダニなど寄生虫を落としたり、体温調節のための行為といわれている。
はじめに、オスイノシシのヌタうち。夜間、うれしそうにしっぽを振りながら、下腹部をこすりつけている。かゆいのであろうか。
2013年6月2日ぐらいの撮影。センサーカメラの不具合で日付設定ができないため、映像に映っている日付はでたらめです。
こちらは、ヌタうち後のイノシシ。体の下半分が濡れているのが分かる。
最後に、真夏の日中。子連れのメスイノシシのヌタうち。
こちらは体温調節の意味が強そうだ。
ようやくヌタうちの様子がよく分かる動画が撮影できた。
ネットで見る限り、野生ニホンイノシシのヌタうちの動画はあまり見かけない。
もしかしたら現状では貴重な動画かもしれない。
2013年8月19日撮影
周辺のヒノキの幹には泥をこすりつけた跡が見られる。
参考までに「ぬたうちまわる」という表現がある。「のたうちまわる」は「ぬたうちまわる」から変化したとの説が有力らしい。
ちなみに「ヌタ場」は「沼田場」。