ヒメロクショウグサレキン 子のう菌亜門盤菌綱ズキンタケ科ロクショウグサレキン属 (Chlorociboria omnivirens)姫緑青腐菌
山中で青く染まった木片をよく見かけるが、それはロクショウグサレキン属の菌類の仕業であることを前回お伝えし、その中でロクショウグサレキンモドキについて紹介した。
http://www.tajima.or.jp/modules/nature/details.php?bid=546
今回は近縁種のヒメロクショウグサレキンである。
ヒメロクショウグサレキンは、その名のとおりロクショウグサレキンよりも小さく傘の部分は多くのものが5mmに満たない。
また、緑青色が薄く中央部分が白っぽい。その中に濃い斑点が見られる傾向もある。椀は浅く、扁平になるものも多く、柄は中心部から出ているが短い。これらの特徴から、写真のものはヒメロクショウグサレキンと判断した。
但馬にはロクショウグサレキンもあると思うが、今のところ私は確認できていないので引き続き探してみたい。
撮影場所は兎和野高原