たじまのしぜん

コニシキソウ

コニシキソウ トウダイグサ科

コニシキソウ一面繁茂
 かつてわが家の庭は、栽培しているのではと思えるほどザクロソウの仲間が繁茂していました。ザクロソウは、縦に伸びて横に広がるのでよく目立ちます。除草のしがいのある植物です。

ザクロソウの仲間
 ザクロソウの仲間を取り除くとコニシキソウが広がりました。この植物は地面にへばりついているので遠くからは目立ちません。いい加減な除草をしたので、またまた大繁茂です。除草の前に観察してみました。

コニシキソウというのは、小ニシキソウという意味です。
 ニシキソウは数千年前に農耕技術と共に日本に渡ってきたのだろうといわれている植物です。コニシキソウに生育場所を奪われたのか近年めっきりと数を減らしています。

葉の中央の斑紋に注目
コニシキソウは、明治時代に北アメリカからやって来たとされています。ニシキソウよりも少し小さく葉の中央に赤紫の斑紋があります。中には斑紋がなくてニシキソウのように見えるものもありますが、ニシキソウには毛がないので区別は簡単です。コニシキソウの茎には毛が多く生えています。特に果実には毛が多くあり、ここを見ると確実に区別できます。

斑紋はないがニシキソウではない

茎に大量の毛

果実にも毛
 コニシキソウにはアリがやって来ます。目当ては花の蜜です。コニシキソウの花には雄花と雌花があります。隣り合って咲いています。黄色く見えるのは花粉ですからこれが雄花です。雄しべが1本あります。先が三つに割れているのが雌しべです。雌花です。それぞれ雄しべ、雌しべの下に蜜腺があってアリはそこを目指します。その過程で体についた花粉を雄しべから雌しべに運ぶことになります。

受粉した雌花は果実になります。秋になるとはじけて中に入っている種子をまき散らすのだそうです。この種子もアリが運ぶのだそうです。秋に観察してみたいと思います。
 コニシキソウはトウダイグサ科の植物ですから、傷をつけると白い液;乳液がでます。
子どもの頃はこの液をつけて遊んだのを覚えています。草取りの時はこの液のせいで手が黒くなります。

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